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売れ残りの建売住宅はお得?!購入のメリットとデメリットをご紹介!

売れ残りの建売住宅のメリットはお得に購入できること。そんな話を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。しかし、それが本当なのかどうか気になる方も少なくないはずです。そこで今回の記事では、売れ残りの建売住宅を購入することのメリットとデメリットについてご紹介していきます。

売れ残りの建売住宅とは?

・完成してから未入居が続いている建売住宅のこと

「売れ残りの建売住宅」とは、住宅が完成した後も買い手がなく、未入居が続いていることを言います。主に完成後2ヶ月~3ヶ月経つと「売れ残り」と判断されることが多いです。

かつては、完成後2ヶ月経っても「売れ残り」というイメージはありませんでしたが、最近では完成前から内見できることもあり、このような短い期間で「売れ残りの建売住宅」と認識されるようになってきています。

・売れ残ってしまう理由

では、どうして売れ残ってしまうのか、その要因としては主に以下の4つが挙げられます。

・建売住宅の立地が悪い

・住宅の間取りが悪い

・周辺の交通の便が悪い

・周辺環境が悪い

つまり、長い坂の上にあったり、室内の導線が悪く住み心地が悪そうであったり、最寄駅までの距離が遠かったり、周辺に便利な施設がなかったりする場合は、売れ残りやすい傾向にあるわけです。

一見すると、売れ残りの建売住宅には欠点しかないように思えますが、実はしっかりとしたメリットもあります。

次の項目では、そのメリットについてご説明していきます。

売れ残りの建売住宅を購入することのメリットとは?

・値引きされた状態で購入できることが多い

売れ残りの建売住宅は、その期間が長ければ長いほど、販売価格が下がる傾向にあります。そのため、通常の価格より、お得に購入できる可能性が高くなります。これは、なるべく費用を抑えて住宅を購入したい方にとって、大きなメリットと言えます。

・値引き交渉をしやすい

売れ残りの建売住宅は、値引き交渉がしやすいことでも知られています。未入居の期間や経年による設備の傷みなどによって、物件の価値が低くなる傾向にあるからです。実際、通常価格から10%以上割引されて住宅を購入できたという事例もあります。

ただ、注意しておきたいのは、必ず値引き交渉が成功するとは限らないことです。業者によっては、値引き交渉が認められない場合もあります。

・住宅の強度を確認した上で購入できる

住宅の建築工事でミスが起きていたり、手抜きがあったりしても、完成直後はわかりにくいものです。

しかし、売れ残りの建売住宅は、完成してからある程度期間が経っているので、施工ミスや手抜き工事で起こりやすい「外壁のヒビ」や「雨漏れ」などの異常を見学(内見)の際に確認することができます。

こうした経年によって起こる住宅の変化をしっかりチェックした上で、新しい住まいを購入できる点は、売れ残りの建売住宅ならではのメリットと言えます。

売れ残った建売住宅にはこんなデメリットも…

売れ残りの建売住宅にはメリットがある反面、デメリットもあります。それは、主に以下の2つです。

・売れ残りの理由が明確にわかりづらい

・未入居が1年以上の場合、「瑕疵(かし)担保責任保険」が適用外になる

特に1年以上売れ残った住宅を購入した際に、「瑕疵(かし)担保責任保険」の適用外になることは大きなデメリットと言えます。なぜなら、購入前の「住宅診断」でも見つけられなかった瑕疵を入居後に発見したとしても、補償によって直すことができないからです。

実は、1年以上未入居が続いた住宅は、いくら新築でも「未入居の中古物件」になります。中古物件と認定されると、瑕疵に関する保険は任意の加入になり、新築物件ならではの保険内容は適用されなくなってしまうのです。(※)

売れ残りの建売住宅を購入する際は、こうしたデメリットがあることもしっかり覚えておくようにしましょう。

※中古物件には専用の「既存住宅売買瑕疵保険」があります。

まとめ

一戸建て住宅の購入を考える時は、新築or中古で悩むと思います。一般的には新築を購入する方が多い傾向にありますが、最近では中古物件を購入する方も増えてきています。そんな中、売れ残りの建売住宅は、場合によっては新築物件と同様のクオリティ、かつお得に購入できる可能性が高くなってきています。これから新しい住まいを購入しようとしている方は、ぜひ売れ残りの建売住宅も検討に入れてみてはいかがでしょうか。

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