建売住宅の購入の流れを知っておくことには、さまざまなメリットがあります。今回は、建売住宅を購入する時の流れについてご紹介していきますので、建売住宅を検討している方は、ぜひチェックしておきましょう。
購入の流れを知っておくことのメリット
建売住宅を購入する時の流れを知っておくと、以下のようなメリットを得ることができます。
・購入で起こりうるリスクを抑えられる
・事前に何を準備しておけば良いのかを知ることができる
・どのタイミングで支払いが発生するのかがわかる
・住宅をスムーズに購入できる
・購入から入居までの期間の目安を立てられる
簡単に言うと、大事なく、段取り良く、スムーズに建売住宅を購入できるようになります。建売住宅の購入を検討している方にとっては、非常に重要なことですよね。
建売住宅を購入する時の流れ
まずは、住宅を購入する時の大まかな流れを見ていきましょう。
1.住宅を探す
2.購入の申し込み
3.住宅購入の契約
4.入居する住宅の立ち合い
5.住宅の引き渡し
6.新居に引っ越し
建売住宅を購入する時には、基本的にこのような流れになります。また、この時に、引っ越しの準備や住宅ローンの手続きも行なう必要があります。
では、ここからはそれぞれのステップで必要になるものと、準備しておきたいことについてご紹介していきます。
1.住宅を探す
住宅を探す段階では、特に必要になるものはありません。マイホームに求める条件を洗い出し、満足できる住宅を見つけられるようにしておきましょう。
2.購入の申し込み
購入の申し込みを行なう段階でも、一般的に代金などを求められることはありません。ただ、住宅ローンを利用しようと思っている方は、このタイミングで申し込みをしておくことをオススメします。
住宅ローンの事前審査では、「身分証明書」、「収入証明書(源泉徴収票など)」、「健康保険証」があれば、まずは安心です。あらかじめ準備しておくようにしましょう。
3.住宅購入の契約
住宅購入の契約になると、手付金が必要になります。目安は住宅を売買する価格の3%~5%です。基本的には、契約の時に渡す方法になりますが、住宅の売主によっては事前に振り込む方法になることもあります。
実際の代金は、住宅によって異なるところでもありますので、担当の不動産業者に確認するようにしましょう。物件を見つけた段階で、手付金を用意しておくとスムーズです。
また、売買契約書には「契約印紙」が必要になりますので、こちらも用意しておくことをオススメします。
4.入居する住宅の立ち合い
入居予定の住宅で内見を行なう時は、事前にどの部分をチェックするか目安をつけておくことが大切です。主に以下の「開ける」、「見る」、「測る」の3つを意識しながら内見を行なうことがポイントになります。
・開ける:玄関や窓、収納の扉がちゃんと開くかどうか
・見る:壁紙に汚れやキズがあったり、間取り図とのギャップがあったりするかどうか
・測る:部屋のサイズを測り、家電や家具を置けるかどうか
あらかじめ、間取り図上で特に確認したい場所に色をつけたり、家電や家具を置く場所に見当をつけたりすることで、よりしっかりと内見を進めていくことができます。また、このポイントを押さえておくと、現地で「何を確認すれば良いのかわからない…」というリスクを避けることもできます。
5.住宅の引き渡し
内見が終わったら住宅の引き渡しに移りますが、基本的にはその前に、残りの購入代金と住宅の購入にかかる諸費用(火災保険料など)を支払います。住宅ローンを利用する場合は、借り入れする銀行で、残代金と諸費用を決済します。これらの支払いが終わったら、住宅の引き渡しとなります。
注意しておきたいのは、住宅ローンの審査です。審査が通るまでには、ある程度の期間がかかる傾向にありますので、さきほども触れましたが、住宅を購入する時とあわせて手続きも早めに進めていくようにしましょう。
6.新居に引っ越し
すべての手順が済んだら、新居への引っ越しです。引っ越し業者を利用する場合は、入居日にあわせて事前に依頼しておきましょう。
まとめ
建売住宅を購入する時には、さまざまなステップがあり、それぞれのタイミングで必要になるものや、準備しておきたいことがあります。この点を知っておくのと、知らないままでいるのとでは、実際に住宅を購入する時に大きな違いが出てきます。建売住宅の購入を検討している方は、ぜひ今回お話ししてきたことを覚えておくことをオススメします。