これから注文住宅を建てようと考えている方の中には、どれくらいの期間で住宅が完成し入居できるのか、気になる方もいるでしょう。そこで今回は、注文住宅が建つまでの期間についてご紹介していきます。

注文住宅を建てるまでにはさまざまな手順がある！

注文住宅が建つまでには、さまざまな手順があります。まずは、一般的にどのような流れで注文住宅がつくられるのかを簡単にご説明していきます。

1.予算と間取りの決定

住宅づくりに欠かせないのが予算です。設計事務所などで、どれくらいの予算でマイホームを建てたいのかをまとめていきます。また、ほとんどの場合、希望する間取りもこの時に決めていきます。

2.土地の選定

予算と間取りが定まったら、希望通りに住宅を建てることができる土地を探していきます。ちなみに、住宅ローンに申し込む場合は、このタイミングで審査の申し込みを行なうことが多いです。

3.設計図の作成

土地探しが終わったら、予算と希望の間取りを踏まえて設計図を作成していきます。また、この後に建築工事の請負契約、建築確認申請を行ないます。

4.着工

設計図が完璧に仕上がり、工事を行なうのに必要な手続きが全て完了したら、地鎮祭をした後に工事を始めます。

5.竣工、住宅の完成

全ての工事が完了したら住宅の完成です。

以上が注文住宅をつくる時の流れです。ただ、ここでお話ししたことは、あくまで大まかな流れとなります。実際に注文住宅を建てる場合は、他にもいくつか手順がありますので、あらかじめ認識しておいてくださいね。

実際に入居できるまでの期間はどれくらい？

では、肝心の注文住宅に入居するまでの期間はどれくらいなのでしょうか。さきほどの「注文住宅ができるまでの流れ」でご紹介した項目ごとにかかる日数から、この期間のおおよその目安を見てみます。

・予算と間取りの決定から土地の選定まで

この作業が終わるまでには約3ヶ月かかります。これには、世界で唯一の住宅となるように何度も打ち合わせを行ない、細かく希望を吸い上げていくという背景があるからです。当然、さまざまな要望がある場合は話し合いが長くなり、期間は伸びていきます。

・設計図の作成から建築工事の請負契約、建築確認申請が完了するまで

設計図の作成は、約2ヶ月～3ヶ月かかります。この作業が一度でスムーズに行くとは限らず、何度かやり取りを行なうこともあるためです。細かい修正を通じて、より理想の住宅になるような設計をしていきます。また、工事を行なうための請負契約や申請が完了するまでの期間は、約1ヶ月～1ヶ月半かかります。

・着工から竣工、住宅の完成まで

注文住宅の構造や使用する材料によって異なりますが、たとえば木造住宅の場合で一般的に5ヶ月～7ヶ月ほどかかります。

以上のことから、注文住宅が完成するまでの期間は、おおよそ12ヶ月～14ヶ月半かかるということになります。そして、この期間に引っ越しにかかる日数をプラスすると、入居までの期間を知ることができるでしょう。

ただ、注文建築をつくり始めてから入居までの期間には個人差がありますので、一概に決めつけることは難しいです。そのため、具体的な期間については、実際に注文住宅の建築を依頼する業者に聞いてみると良いでしょう。

注文建築の竣工希望は3月と12月が一般的！

注文建築を購入する際には、完成させたい時期を考えることも大切となります。完成させたい時期が決まっていると、それに向けて入居の準備などをしやすくなるからです。一般的には、新年度の4月と年始の1月を新しい家でスタートするために、3月と12月に竣工させたいという人が多いです。ぜひ、この点にも気をつけながら理想とする住宅づくりに取り組んでみてくださいね。

まとめ

今回は、注文住宅をつくり始めてから入居できるまでの期間をご紹介してきましたが、いかがでしたか？これから注文住宅を購入しようと考えている方は、ぜひここでご紹介したことを参考にして、世界に1つしかない自分だけの住宅をつくっていってくださいね。