家を借りる時に必要となる初期費用。実際、どれくらいかかるのか気になる方は多いのではないでしょうか。そこで今回は「賃貸物件に住む時に必要となる初期費用」から「少しでも初期費用を抑えるための方法」までご紹介していきます。
賃貸物件の初期費用にはどんな項目がある?
まずは、家を借りる時にかかる初期費用の中に、どんな項目が含まれているのかをご紹介します。一口に初期費用と言っても、その中に含まれている項目にはさまざまなものがあります。主な項目は以下の8つです。
・敷金
・礼金
・前家賃
・仲介手数料
・火災保険料
・鍵の交換費用
・保証料
・引っ越し料金
よく知られている敷金・礼金の他にも、前家賃や仲介手数料、火災保険料など、初期費用として挙げられる項目はたくさんあることがわかりますよね。こうしたことから、賃貸物件の初期費用は高くなりがちであるということが言えます。
ただ、この項目の中には、工夫することで支払いが必須でなくなるものもあります。この点については後述しますので、あわせてチェックしてくださいね。
実際に賃貸物件の初期費用はどれくらいかかる?
では、実際にどれくらい初期費用がかかるのか、見ていきましょう。賃貸物件の初期費用は、一般的に家賃4.5ヶ月~6ヶ月分が相場であることが多いようです。つまり、家賃が7万円の物件の場合、31万5000円~42万円になります。そして、ここに引っ越し料金を加えた金額が、初期費用の総額となります。
この金額は、引っ越し先のエリアや不動産業者、大家さんによって異なるところですので、断言することはできませんが、新しい住まいに引っ越そうと考える時は、これぐらいの相場に対応できる金額を用意しておくと安心です。
少しでも費用を抑えるための方法とは?
初期費用がどれくらいかかるかわかったところで、みなさんの中には「少しでも賃貸の初期費用を抑えることはできないの?」という疑問をお持ちになる方もいるでしょう。結論からお話しすると、家を賃貸する時に必要となる初期費用を抑える方法はあります。
さきほど『賃貸物件の初期費用にはどんな項目がある?』でもご紹介しましたが、初期費用として挙げられる項目の中には、工夫することで支払いが必須でなくなるものもあります。
たとえば、最近では敷金と礼金を設けていなかったり、前家賃を設定していなかったりする物件が紹介されていることもあります。また、保証料も連帯保証人が身内であれば、保証会社に依頼する必要がありませんので、費用がかかることはありません。
さらに、鍵の交換費も大家さんによっては、入居者に負担させないケースも多くなってきています。もちろん、引っ越し料金も費用が安い業者を選べば、抑えることが可能となります。
初期費用は、こうした賃貸物件に設定されている条件や業者の選択によって抑えることができますので、「初期費用をあまりかけたくない……」という方は、賃貸物件を選ぶ時に条件面や業者をしっかり確認し、慎重に検討することをオススメします。
まとめ
今回は、「初期費用にはどんな項目があるか」、「賃貸物件の初期費用がどれくらいかかるか」、「初期費用を抑えるための方法とは何か」についてご紹介してきました。一般的に初期費用は高く、引っ越しを考えている方にとっては、負担に感じてしまうことの1つと言えます。
そんな時は、ぜひここでお話ししたことを参考にしてみてください。初期費用を抑えながら、自分好みの住まいを見つけることができるはずです。
なお、最近では初期費用を分割で支払いできるサービスも増えてきています。一括での支払いが難しい場合は、このサービスの利用を検討してみてもいいかもしれません。