マンションを購入するときに知っておきたいのが、その選び方。マンションのどこを見て決めれば良いのか、よくわからない方は多いのではありませんか?今回は、マンションの選び方で大事な5つのポイントをお届けします。マンションの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
マンションの選び方で大事な5つのポイント
1.築年数
建物の築年数を事前に確認しておくことは、マンションを購入するうえで重要なポイントになります。築年数を知っておくと、どの耐震基準のときにそのマンションが建てられたのかがわかるからです。これは、マンションがどれくらいの耐震性なのかを知ることにもつながります。
今まで何度も改正されてきた耐震基準ですが、主なものは1971(昭和46)年と1981(昭和56)年に改正されたものです。そのため、マンションを選ぶ際はこれらの年代を基準に決めても良いでしょう。
また、建物によりますが、マンションは購入後10年経つと資産価値が下落する傾向にあります。よって、築年数が10年経ったマンションを購入すれば、いざ売却することになったときに購入金額と売却金額の差がそれほど大きくならずに済むかもしれません。
2.総戸数
よく「総戸数が多いマンションは良いマンション」ということを耳にしますが、必ずしもそうとは限りません。総戸数の多いマンションと少ないマンションには、それぞれメリット・デメリットがあります。
総戸数の多いマンションのメリットとして代表的なのが、充実した管理と設備です。たとえば、総戸数が100戸を超えるマンションは、管理人が24時間常駐していたり、長めに勤務していたりすることが多く、エントランスなどの共有部も充実している傾向にあります。
また、管理費の負担が若干少なくなるケースも多いです。ただ、人が多いため、賑やかな雰囲気になります。
一方、総戸数が少ないマンションは、人が少なく落ち着いた環境で過ごせる、というメリットがありますが、管理人の勤務時間が短い、総戸数の多いマンションほど設備が整っていない、というデメリットがあります。
実際にマンションを選ぶ際は、それぞれのメリット・デメリットを比較したうえで決めるようにしましょう。
3.周辺環境と立地
いくら管理と設備が充実したマンションでも、周辺の治安が悪ければ購入したあとに後悔してしまうでしょう。また、駅までの距離が遠ければ、利便性も低下します。ただ、こうしたマンションは駅前などのマンションに比べると、購入費用がリーズナブルです。どっちを取るか、購入前に決めておくようにしましょう。
4.管理の方法
「マンションは管理を買え」という言葉があるほど、マンションを購入するうえで管理は重要なポイントです。ただ、ここで注意しておきたいのは、「管理組合が大手だから安心」と思ってしまうこと。いくら大手の管理組合でも、ずさんな管理をしているところは少なくありません。
その場合、マンションの共用部がひどく汚れていたりします。そうすると、マンションの耐久性にも悪い影響を与えてしまいます。マンションを購入するときは、事前にマンションがどのような方法で管理されているのか、しっかりチェックすることをオススメします。各マンションの管理組合総会や長期修繕計画を見ると、管理の方法を確認することができます。
5.セキュリティ
長く安心・安全に過ごしていくためには、そのマンションの防犯対策がどのようになっているのかを確認することも大事です。エントランスはオートロックなのか、マンション内に防犯カメラは設置されているのか、ということはしっかりチェックしましょう。
セキュリティが弱いマンションでは、いつ何が起こるかわかりません。安心して暮らしていくためにも、セキュリティの確認は怠らないようにすることをオススメします。
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ぜひ以上のポイントを参考にして、購入するマンションを選んでみてください。
まとめ
マンションの購入は、通常の買い物とは異なり、大きな買い物です。一度購入すると、基本的に長く住み続けることになります。購入したあとになって、「失敗した…」と後悔しないためにも、今回ご紹介してきた選び方のポイントは覚えておくようにしましょう。