マンションに住むうえで騒音問題は避けて通れないことかもしれません。実際に今も、騒音に悩んでいる方はたくさんいるのではないでしょうか。今回は、そんなマンションで起こりうる騒音の対策方法について解説していきます。
マンションにおける騒音の種類とその対策方法
マンションでは、子どもの足音や話し声、テレビの音など、さまざまな騒音が耳につくことがあります。ひどいケースだと、上下左右の部屋から漏れ聞こえる音によって「夜も熟睡できない…」ということもあるでしょう。
そうした騒音の対策として一番有効なのは、管理会社に連絡して対処してもらうことです。しかし、近所の人と関係をこじらせてしまう可能性があることを考えると、この方法を選択できない場合もあると思います。
そんなときは、騒音の種類に応じて対策していくことがオススメです。まずは、マンションにおける騒音の種類には何が挙げられるのか、主なものを確認しておきましょう。
・足音
・生活音(ペットの鳴き声を含む)
・マンション外からの音
それでは、このような騒音に対して、どのような対策をしていけば良いのか説明していきます。
・足音の対策方法
騒音の代表とも言えるのが、この足音ではないでしょうか。主に上の階から聞こえてくる足音はマンションのような集合住宅に住んでいる以上、仕方のないことかもしれません。しかし、どうしても気になってしまう場合は吸音材を天井に貼り付けることがオススメです。そうすれば、天井から聞こえてくる足音に悩まされることは少なくなるはずです。
・生活音の対策方法
大きな声やテレビの音、ペットの鳴き声といった生活音は一度気になってしまったら、なかなか耳から離れません。そんな生活音の対策では、足音の対策と同じように、天井や壁に吸音材を設置する方法がオススメです。また左右の部屋からの騒音がひどいときは、音が聞こえてくるほうにタンスや本棚など大型の家具を配置してみても良いでしょう。とにかく遮音性を高めれば、音に悩まされることは少なくなります。
・マンションの外から聞こえてくる音の対策方法
駅から近いマンションなどでは、電車が走る音が気になってしまうことも多いでしょう。また、幹線道路のスグ隣のマンションという場合も、トラックなどの車の音がどうしても聞こえてきます。そんなマンションの外から聞こえてくれる音が気になるときは、防音カーテンを取り入れてみてください。防音カーテンは、通常のカーテンより厚い生地でできているため、高い遮音性を期待できます。
騒音対策としては、以上のような方法が挙げられます。ほかにも、マンションの選び方によって騒音を事前に予防することもできます。次の項目では、その選び方について説明していきます。
騒音に悩まされないマンション選びのポイント
1.周辺が静かなマンションを選ぶ
実際にマンションを見に行ったときに、周辺環境がどのような雰囲気なのか確認しておくと良いでしょう。たとえば、スグ近くに大きな道路や線路があるかどうかを調べたりします。また、不動産業者に周辺環境のことを聞いてみるのもオススメです。事前にこうしたところをチェックしておけば入居後、騒音に悩まされるリスクは低くなります。
2.なるべく角部屋or最上階を選ぶ
入居する部屋を角部屋もしくは最上階にすると、片側の騒音だけに注意すれば良いですし、天井からの騒音に悩まされることも少なくなります。
3.天井や壁の遮音性を確認する
天井や壁に吸音性に優れた材料が使われているかどうかを確認しておくことも大切です。内見の際に不動産業者に確認し、事前にその部屋の遮音性を知っておくようにしましょう。そうすれば入居後、騒音トラブルに巻き込まれる可能性を抑えられます。
まとめ
マンションのような集合住宅の場合、ある程度の騒音は覚悟しなければなりません。しかし、最近では吸音性能が高いマンションも数多くあります。周辺からの騒音を事前に対策したい場合は、こうしたマンションの部屋を選ぶことをオススメします。