最近では、一戸建て住宅を賃貸する方が多くなってきています。それは、マンションを賃貸することにはないメリットがあるためです。しかし実は、一戸建て住宅を賃貸することには、メリットだけでなくデメリットもあります。今回は、そんなデメリットと一戸建て住宅を賃貸する前におさえておきたい注意点についてご紹介していきます。
一戸建て住宅を賃貸することのデメリット
一棟ずつ離れて建っている一戸建て住宅を賃貸することには多くのメリットがあります。たとえば、「騒音を気にしなくていい」、「集団で住むうえでのルールに縛られないで済む」などが挙げられます。
その一方で、一戸建て住宅を賃貸することにはデメリットもあります。以下でポイントをまとめたので、しっかりチェックしておきましょう。
1.トラブルがあったときは自分で対応しなければならない
マンションには常に管理人がいます。そのため、水道やガスなどに何かトラブルがあったときには、管理人が対応してくれます。しかし一戸建て住宅には管理人がいません。もし、家のなかで何かしらのトラブルがあったときは自分でオーナーに連絡するなど、時間を割いて対応をしていかなければなりません。
2.地域の町内会などに加入しなければならない可能性がある
一戸建て住宅の場合、地域の町内会などに加入しなければならない可能性が出てきます。回覧板や公共施設の掃除、定期的な集会などに参加することも多くなりますので、人付き合いが苦手であると苦労するかもしれません。
3.定期的に庭の掃除をしなければならない
マンションでは庭付きの部屋というのは限られてきますが、一戸建て住宅ではほとんどの場合、庭付きです。そのため、定期的に庭の掃除をしないと雑草が生えてきて見栄えが悪くなります。また、雑草が大量に生えることで虫が増え、隣の住人からクレームがくるなど、近所トラブルの元になる可能性もあります。
4.マンションなどの集合住居に比べて家賃が割高になりやすい
一戸建て住宅は、住居数に限りがあります。そのため、エリアによりますが、マンションなどの集合住宅に比べて家賃がやや高くなることが多いです。「なるべく家賃は抑えたい!」という方は一戸建て住宅ではなく、マンションやアパートなどの集合住宅を賃貸するほうが良いと言えます。
一戸建て住宅にはこのようなデメリットがありますので、借りることを検討している方は事前に覚えておくことをオススメします。
一戸建て住宅を賃貸する前におさえたおきたい注意点
では続いて、一戸建て住宅を賃貸する前におさえておきたいポイントについて見ていきましょう。
1.防犯対策には力を入れる
一戸建て住宅には、マンションのように管理人もいなければ、エントランスのセキュリティもありません。基本的に玄関ドアだけです。そのため、防犯対策には特に力を入れるようにしましょう。たとえば、オーナーに相談したうえで玄関に防犯カメラやセキュリティセンサーを設置するなどの対策がオススメです。
2.しっかりと貯蓄をしておく
これは一戸建て住宅の賃貸に限らない話ですが、「家を借りる」ということは永遠に自分の資産にならないものにお金を払い続けることです。仕事をしている間は良いかもしれませんが、賃貸のまま老後を迎えたときに貯蓄がなければ賃貸料を支払うことが難しくなるかもしれません。そのため、家を借りるときは貯蓄もしっかり行なっておくことが大事です。
この2つの注意点はとても大切なことです。一戸建て住宅を借りようとしている方は、ぜひこれらの注意点を事前に認識しておくことをオススメします。
まとめ
一戸建て住宅を賃貸することにはメリットがある一方で、デメリットもあります。ライフスタイルの変化で一戸建て住宅の賃貸を検討している方は、ぜひ今回の記事でご紹介してきたことを頭に入れておきましょう。そのうえで本当に一戸建て住宅を賃貸したほうが良いのかどうかを判断してみてください。